Stout!!!

なんとなく 音楽 とか お笑い とか 日常 をつらつらと。

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朝井リョウ祭り始動

学生の時代にやらなくてもいい20のこと/朝井リョウ
もういちど生まれる/朝井リョウ
少女は卒業しない/朝井リョウ
チア男子!!/朝井リョウ

星やどりの声は読んだことあるので
これで一旦朝井リョウ制覇!!

なんだかんだで一番印象に残ってしまったのは
エッセイの学生のうちに…だった。
だってこの人すげーあほ!!
これを読むまでは、すげー人だなとか尊敬していたのだけど
一気に崩れました、この人私と同じタイプのあほだ!と。
電車のなかで笑い転げてしまったよ、なんだかよくわかるよ、うん。

さぁまじめな感想を…
桐島は映画を見て、原作読まなきゃ!と思って読んで
うーん、切り取る場面場面が鋭い。
自分はこの中に出てくるタイプの人種を斜めに見ていたタイプだったのだけど
高校生ってこんなんだよね、チャットモンチーはいいよね!
クラスの派手なタイプはRADWIMPS好きだったよね!
そんななか私はELLEGARDENからのストレイテナーにドはまりしてたよ。
自分の高校生活を朝井さんに語ってみたくなった。
いかんせん同世代…というか思いっきり同じ年なので、出てくるバンドから背景から深読みしすぎてる感は否めないのだけど…なんか、うん、わかる!こんなんだった!
って共感しつつもここまでわかりやすく描きだすことに感動した。

学生の時代に…は省略して…
もういちど生まれるはなんだか切なかった。
みんなそれぞれに悩んで、考えて生きてるんだよね、20歳って。
大人と子供のまさに境目で、自分はどう生きていくのかってゆーか目前のくだらないことさえも手に負えてないんだけど…みたいな。
登場人物の中で個人として描かれてない人物って生き方が巧いんだよね。
そして何人も登場人物が出てくるけど、全員が実はつながってて…短編集でよくある手法だけど、小さいコミュニティの中でもがいてて、ほんとに20歳ってそんなもんなんだよなって。

少女は卒業しないは高校生、うーん、送辞の話が一番おもしろかった。
檸檬のころに近い感じがしたかな…と。


そしてチア男子。
面白かった!青春もの!タッチみたいだったな、、

そんな感じで一旦朝井リョウ祭り終了。
なんだかすごく興味を持ちすぎてしまったので
しばらくTwitterなどで彼の動向を追ってみようかと思ってます。